2017年 04月 10日
ブッククラブ『子どものねがい 子どものなやみ』
子育てネットのメンバーとブッククラブをしてみました。
同じ本を全員が読んできて、自由に感想や気になったところをおしゃべり
一回目は白石正久『子どものねがい 子どものなやみー乳幼児の発達と子育てー』を
読みました。
子どもの発達の道すじを知りたい、と選んだ本。
表紙の絵もかわいいのですが、中の赤ちゃんの写真がめちゃめちゃいい!
写真の説明の文が、またまたいい!!
例えば、両手に車を持って友だちに背をむける子の写真への説明。
「ふたつの手は、ふたつとも自分のものにするためにある。
友だちがほしがっているのを感じたら背中を向けるだけ。」
愛おしい赤ちゃんたちの一瞬一瞬が伝わってきます。
ブッククラブで盛り上がったのは、3歳後半の葛藤の部分。
メンバーがちょうど3歳後半の子のことで悩んでいたことが本とリンクして
中身が深まりました。
比べる、という力が育ってきたからこそ見えてくる自分と友だち、自分の得意・苦手…
でも、「大きい自分になりたい」という葛藤。
こうした時期に出やすい指すいや儀式的な行動の背景には、子どもの葛藤があるんだねえ、と
理解することができました。
一人で読んだときは、そんなに注目していなかった部分が、メンバーの感想で「おお~!」と
発見できるのがおもしろい!
二回目も、やろー
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by machida_kosodate
| 2017-04-10 08:00
| つぶやき
2016年 02月 15日
「犯罪から子どもを守るために─体験型安全教室」とても勉強になりました!
2月14日に開催した「犯罪から子どもを守るために~体験型安全教室」
簡単にレポートしたいと思います。
企画の発端は、4月から小学校に入学する女の子のママの声。
「登下校などひとりで行動するようになる、心配だけど具体的にはどうしたらいいのだろう?」
そう思っていたところ、今回の講師・清永さんのことを知り、「子育てネットで企画できないか」と提案してくれました(^_^)
私たちもその思いにとても共感。
「体験教室ってどんなことするんだろう?」と楽しみに当日を迎えました。
参加者は1~6歳までの子どもとその親たち。
まずはじめに「0歳からでもできることがあるんです」と清永さん。
それは「ギューッと抱きしめてあげること」
自分は大事にされている、大切な存在と感じられていることが自分の身を守る力になる、と話されていました。
この言葉に「危険から身を守る話」とどこか緊張した心持ちでいたのが、ホッとほぐれた気がします(^_^)
それから子どもの視野を体験してみたり
前を見て歩くように意識するとよいとのこと。
「あそこに花が咲いてるね~」
「あのおうちの屋根は何色?」
「いま、すれちがった人の服は何色だった?」
なんて話しながら歩くとよいと教えてもらいました。ナルホド!
あやしい人に早く気づいて逃げるのが大事!ということで、距離を測って体感。
さて、あやしい人ってどんな人?
あやしい人は、「はちみつじまん」の合言葉を教えてもらいました。
は…話しかけてくる
ち…近づいてくる
み…見つめてくる
つ…ついてくる
じ・ま…じっと待っている
ん…↑の人がいたら「ん?」
こんな行動をしている人はあやしい!
「イヤです!」とハッキリした態度を示して逃げる
→その人の特徴を伝える、を練習しました。
やってみて特徴を伝えるというのは本当に難しいんだなぁと実感。
親があやしい人役をやっていても緊張している子どもたち。
実際あやしい人に出会ったら本当に怖いんだろうな…(>_<)
まわりの大人もあやしい行動をしている人に気づいたら声をかけるとか、
ちらっと見る(二度見)だけでも防犯に!
そして、つかまったときに逃げるワザを伝授してもらいました。
まずは「たすけてー!」と大きい声で言う練習。
子どもたちのかぼそい「たすけて」を聞いて、
清永さんが「足を『く』の字にまげて言ってみよう」とアドバイス。
それだけで大きい声が出るんですね~
災害救助のときにも使えます。
・おしりをついて足バタバタ
・腕をつかまれたら引かずに、横にぶんぶん
・ロケットダッシュ
・かみつく
も、教えてもらい親子で練習。
追いかけられたらどれくらい走れば逃げられるのか…これも20m。
みんなで実践してみました。
この日使用した部屋ひとまわりが約20m。
参加したパパが不審者役で追いかけます。
つかまったらさっき練習した「腕ぶんぶん」!
男の子たちがイキイキ取り組んでました(^u^)
不審者役のパパ曰く、「逃げられたら追う気がなくなる」とのこと。
「あきらめずにがんばるのが大事」と清永さんもくり返し言っていました。
防犯ブザーはスイッチを引きやすい腰の辺りに
最後は質問タイム
「もう少し大きくなったら誰もいない家に帰ってくることもあると思う。気を付けることは?」
→家に入る前に後ろを見よう
「4月から小学校、登下校が心配…」
→通学路を一緒に歩いて、危ない所はどこかチェックしたり、困ったときはどうするか確認(お店、お友だちの家、子ども110番の家にあいさつしておくと安心)
「スーパーのトイレとか危なそう…」
→トイレは一人で行かせず一緒に行きましょう
「知り合いの知り合いみたいな人との接し方は」
→家に入ったり、車に乗ったりはしないように
などなど、具体的でとても勉強になりました!
午後は、豚汁・おにぎり・みなさんが持ち寄ってくれた一品をいただきながらおしゃべり。
「子どももけっこうできるんだ!と思った」
「鬼ごっこが逃げるときの感覚を育てるとか、お散歩や日々の遊びが身を守る力も養っているんだね」
「普段やっていることがよかったとわかって自信がもてた」
と安全教室の感想も交流。
「あやしまれるワケがわかった。“はちみつじまん”だった…!」
と話すパパもいました(笑)
子どものための教室でしたが、大人も同じだなぁと。
夜道を歩くときとか、一人暮らしとか…
教えてもらったことを普段から意識して習慣にしていきたいと思います!
清永さんのとりくみや、書籍など、こちらのブログに紹介されています→体験型安全教育支援機構
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by machida_kosodate
| 2016-02-15 19:12
| イベント