伊藤真さん講演「憲法のいきづく国へ」

たなかです。
8月24日、母親大会(色々な女性団体や組合が実行委員になって毎年開かれている会)に参加し、
弁護士で伊藤塾塾長の伊藤真さんの「憲法のいきづく国へ」を聞きました。

まず伊藤さんは、自分は、「戦争は人の命を道具にするもの、人間は戦争をしてはいけない」という立場です、という話から始めました。
愛する人を守るために戦わないのか、と言われることもあるが、たとえ正しい理由があるのだとしても、戦争という手段をとってはいけない、とはっきり言っていました。

日々、娘を育てている身として、伊藤さんの言葉にとても共感しました。

では、印象に残った内容を書きます。
<憲法とは>
・憲法は、法律とは性質の違うもの。

《法律》国(国家)→国民
(国が国民を制限するもの)

《憲法》国民国(国家
(国民が国を制限するもの)

法律は多数の人の意見が反映されているもの。
ただし、多数の意見というのは、イメージや雰囲気に影響されてしまう面もある。
人間は間違いを起こすことがある。(例えば、9.11後のアメリカのイラク攻撃、ドイツのナチスなど)
イメージや雰囲気で多数の意見が通ってしまう、多数の意見に歯止めをかけるのが、人権や平和。
冷静なときに、きちんと条文をつくっておこう、それが憲法。
いくら法律があっても(法律ができても)、やっちゃいけないことがある、それを止めるのが憲法。

強者から弱者を守るために憲法は重要な役割を負う。
身近に憲法を意識してほしい、が、大抵の人は憲法の人権を意識しなくても問題ない生活を送っている。
自由を抑圧されて初めて気づくことが多いが、そうなる前に、想像力と共感力を高めて相手の立場にたって考える努力を。

<9条について>
憲法前文に「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有する」とある。
日本だけでなく、世界の、といっている。
軍事力だけが国際貢献ではない。
色んな国際協力を積極的にすることで、色んな国の信頼を得て攻められないような国にしていく。

*最後に
(全盲で弁護士になった生徒の言葉「自分は目が見えなくなってから、その中で最大限何ができるか考えて弁護士をめざした。こうならなければ弁護士にはならなかったかもしれない」を紹介して)人間は不自由の中で、頑張り、自由になれる可能性がある。
9条で縛りをかけた日本。でもそのおかけで、海外で受け入れられ自由に色々なことができている。
未来を不安視するのでなく、今、何ができるかを日々考える。
憲法に書かれた理想のために現実を一歩一歩近づけること、これができるのは今に生きる私たちだけ。

学生のとき日本国憲法を読んで、憲法には人間の弱さと同時に、人間の可能性・人間への信頼が書かれていいるんだなと思ったことを思い出しました。
伊藤さんが最後に話されたことを忘れずに、生活していきたいなと思った講演でした。
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by machida_kosodate | 2013-09-04 07:16 | つぶやき | Comments(0)