男女平等センター企画『「女と男」本当に平等でしょうか』

たなかです。
町田市の男女平等センターの企画『「女と男」本当に平等でしょうか~いま、あらためて考え合う』に参加して
きました。
講師は、首都大学東京副学長の江原由美子先生。
町田市の男女共同参画の委員長もされているそうです。
講演を聞きながら、日本の遅れっぷりにガーンと凹みまくってしまいましたが、内容を紹介したいと思います。

まず、「男女共同参画」とは、というお話。
私は失礼ながら漠然と、役所がやっているイメージで家庭内の男女平等?みたいに思っていたのですが、全然違いました。
英語ではGender Equality(ジェンダー平等)で、男女(またはその枠に入らない人も全ての人)が本人の意志に応じて参画できる社会にしよう、というのを苦労して日本語訳にしたものだそうです。

1960・70年代、日本での「男女平等」というのは、「男と女は役割は違うけど平等・対等だ」という考え方だったそうです。(学校でも女子は家庭科、男子は技術など)
1979年に、そういった固定的な役割分担は差別である、という国連女性差別撤廃条約に調印。
ようやく1999年に男女共同参画社会基本法制定。(20年後!)
しかし、具体的なことは何もやってこなかった日本。

現在、どれだけ男女共同参画が進んでいるかという国際比較には色々な方法があり、GGI(ジェンダーギャップ指数)という、男女間の格差を比較(初等・中等・高等教育進学率、議会議員数、閣僚数など)したものでは134カ国中101位!!(2012年)

日本がいかに人材を無駄にしているかという例では、アメリカの理系の研究者は30%が女性。
日本では、女性は5%。単純計算で25%の可能性を無駄にしてしまっていると…。

また、日本は国会議員の女性の比率も大変低い。
世界では、多様な意見を公の場に出しあえるのが民主主義という新しい考え方が主流になってきている。
そのため、世界の45%で、女性の政治進出を進めるなんらかの工夫をしている。
一定の女性枠を作ったり名簿の順番を変えたり、多少優遇しても多様な立場をいれることを重視している。
日本だったら、逆差別だ、などという話になるかもしれないけれど、そもそも議論にすらあがってないのが問題と江原先生。
世界の常識が全然伝わっていない、と。

20代30代の非正規雇用、子育て環境が整っていない中での、子育て不安、少子化になるのも当たり前。
個人のライフスタイルは自由(結婚するしない、子どもの有無等)だけれど、社会の維持にとって女性が安心して働き続けられることは必要不可欠。
グローバル化の中で、日本の会社の男女の考え方は常識とかけ離れていて、マイナス。
男女共同参画が基本にないと、今後世界でやっていけなくなってしまう。

景気が悪い時に男女平等なんてやってられない、なのでなく、男女共同参画を進めていない(子育て世代を応援してない)から人口が減って経済が成長していかない。
子育て世代を応援するって、日本のために本当に必要なことなんだと自信が持てるお話でした。

質疑応答の中で、女性の自殺率の話が出て、日本は男性が8位、女性は2位と、女性が他の国に比べて抑圧されている部分が多いのでは、ということでした。

私は、自分達に何ができますか?と質問しました。
町田市の男女共同参画にぜひパブリックコメントを出してという話と、江原先生のまわりの50代は20代30代がどんなに大変かわかってない、これだけ大変なんだという生の声を色々な所で発信して、と。

近々ある選挙も大事だし。
多様な声が反映される社会にしなくては!と改めて思いました。
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by machida_kosodate | 2012-11-30 07:37 | イベント | Comments(0)