仲間がいるからがんばれる(福島「ママパパ座談会」④)

(③のつづき)

座談会でご一緒した、福島の2人のママさんは、「ふくしま復興共同センター・放射能対策子どもチーム」のメンバー。

12月13日、国会に「ふくしまの子どもたちを放射能被害から守るための署名約10万人分を提出されました。
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「子どもが安心して住める地域は、すべての人が安心して住める地域」と、保育園、学童、小学校、町内会、仮設住宅の自治会、学校などで協力がひろがり、約3ヶ月で10万筆に到達しました。


福島の雰囲気は単純ではありません。

本当は、みんなが放射能汚染を心配しているのに、「避難させるかさせないか」などの分断があり、「不安を話すのにも勇気が必要」な雰囲気があるとのこと。

ママさんたちは、

「学校のアンケートにビッシリ書かれた放射能汚染への不安の声をみて、子どもを守る運動を思い立った」
「不安や要望を話してみたら、同じ思いの仲間がいることがわかった」
「声を挙げたら、少しずつ変化を感じた」

と、一歩ずつ運動と実感を積み重ねてきました。


「私たちも、1人でいると滅入ってくる。仲間がいるから、励ましあいながらがんばれる」

と語っていたことが、とても印象的でした。



日帰りの福島弾丸ツアー。本当に行けてよかったと思います。

遅々として進まない除染、福島の親子が置かれた実態、その中で生きぬき、「子どもを守ろう」とがんばる姿。すべてリアルに実感し、大きな勇気をもらいました。


東京に住む私たちに、何ができるでしょうか。

福島のママさんたちは、

「東京の親たちが、自ら運動を始めていることに励まされる」
「10月の福島1万人集会の壇上で『もっと外で遊びたい』と叫んだ子どもたちは、全国から集まった大人が手で大きくマルを作って『遊ばせたい』と答えてくれたことに感動して力をもらっていた」

と話してくれました。


・東京にいる立場から、「原発ゼロ」「放射能から子どもを守れ」の運動をすすめる
・同時に、福島の実態をつかんで広げる

これにつきるんじゃないでしょうか。


私たちが、もし「福島と比べて東京はマシ」といって、声をあげるのをやめてしまったら、放射能の問題は「福島だけの問題」として矮小化され、むしろ福島は置き去りにされてしまうでしょう。

福島の親子を支えるのためにも、どこに住んでいようが、子どもを守るために最大限のことをするのが大事だと思いました。

全国のママ・パパが、「原発ゼロへ」「放射能から子どもを守れ」の一致点で力を合わせることの大切さがよくわかり、改めて決意が固まる座談会となりました。

ご一緒させていただいたママさんをはじめ、関係者のみなさま、ありがとうございました。

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(おわり)
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Commented by 山内 at 2011-12-16 11:05 x
こんにちは~ご一緒したやまうちです。

今回の旅はドシンと胸にきました。
一番行ってよかったなと思ったのは、福島の日常を感じ取れたことです。
私が知っていたのは「事故後の福島」「高濃度汚染の渡利」でした。
でも今回、渡利の町を見下ろしながら福島のお母さんとたくさんお話して、そこにあたりまえの生活の営みがあって、歴史があって、つながりがある中で突然起きた事故だとあらためて思い知りました。
だからニュースで流される現状だけをチョキチョキと切り取って「避難(移住)した方がいい・悪い」は誰も言える事ではありません。
だってそんなこと福島に住んでいる人が(避難した人も)一番考えて、悩んで、迷って、答えの出ない中で苦しんでいるんだから。
だからこそ早い除染と、すべての被害への賠償が急がれます。
東京に住んでいる私たちにもできることはあります!!

記者さんが新幹線乗り遅れたり、松村さんが切符なくしたり、なかなか楽しい旅でした!


Commented by machida_kosodate at 2011-12-17 23:56
松村です。

やまうちさん、コメントありがとうございます。

そうなんですよね。当たり前の日常があって、当たり前に子どもが生きていて、私たちと同じように子どもを愛する親たちが暮らしているんですよね。

その日常に割り込んできた原発事故と放射能汚染。本当に許せません。

苦しい分断の中、「福島に住み続けたい人も、避難した人も、安心・安全の子育てを」とがんばるのは、本当にすごいことです。

福島の親子を支えるためにも、東京に住む私たちにできることを、力をあわせて精一杯やりましょう。今後とも、よろしくお願いします。


(おまけ)
「松村が切符をなくした…」って、ここで言ったら、みんなにバレちゃうでしょ(>_<)
by machida_kosodate | 2011-12-15 13:02 | 子育て環境(原発・放射能) | Comments(2)