福島に残る人も、避難する人も、安心・安全の子育て環境を(福島「ママパパ座談会」②)

(①のつづき)

除染後も線量が0.8マイクロを超える渡利小学校。
e0242114_11204825.jpg

4月は690人、夏休み明けは630人と減ってきたものの、現在も620人以上の子どもが通っています。

校庭は5月に表土をはぎ取って除染。国が仮置き場や最終処分場を決めないために、同じ校庭の地下に埋めました。プールは事故からそのままの状態。

除染が終わっていないとろは、ロープやコーンで目印が。

校庭が使用禁止だったため、1年生は校庭の使い方を習えず、鉄棒やブランコにあたるなどの事故が多発。運動会では、運動不足のために転ぶ子が続出しました。


「『牛乳飲んだら死んじゃう』と言われたから僕は飲まない」と、給食の牛乳を拒否する子。

昨日までは遊んでいた雪に、突然「さわるな」と言われて混乱する子。

放射性物質を含んだ砂が体内に入ったら大変と心配する親を見て、ケガを異常に心配する子。

避難した先で、「ここの砂場は、遊んでいいの?」とおそるおそる聞く子。

母子で避難し、「なんでお父さんは連れて帰ってくれないの?」と夕食で涙を流した子。


…悔しくて泣きたくなります。


「ここに子どもを住ませるのは児童虐待」「門戸を開いても、なぜ避難しないのか」などと、とどまる親たちを責める人もいるそうです。


座談会でご一緒したママたちは語ります。

「母子家庭のママは、『避難先は仕事がないから、別の意味で子どもを守れない』と話していた。私も親の介護で動けない。それぞれの家庭に事情がある。」

「高い放射線の中で子育てをするか、避難して家族バラバラになるか。どちらもつらい究極の選択。」

「福島に住み続けたい人も、避難した人・したい人・させられている人も、安心・安全の中で子育てしたい、生活したい。それを実現するためにがんばっているんです。」

…心から尊敬します。

e0242114_11175589.jpg

(つづく)
[PR]
by machida_kosodate | 2011-12-15 12:13 | 子育て環境(原発・放射能) | Comments(0)